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日本ハリストス正教会教団 東日本主教々区宗務局
2020年までの教区ニュース
北海道胆振東部地震 ―苫小牧正教会執事長ご夫妻の被災―
9月6日㈭午前3時過ぎに発生した北海道胆振東部地震は、胆振管内の厚真町周辺で震度7を観測する未曽有の大地震となった。この地震により厚真町では広い範囲で土砂崩れが発生し、多くの住宅が巻き込まれ、吉野地区にお住まいだった苫小牧正教会の誦経者イオシフ中川信行執事長(62歳)、ダリヤ久美子夫人(58歳)が被災された。昼夜を徹した懸命な捜索により、お二人は地震発生から4日目までに発見されたが、残念ながらご永眠が確認された。 イオシフ中川兄は平成28年6月に函館で行われた教区会議の時に誦経者に祝福されている。厚真町職員としても長年地域行政の中心を担い続けた指導者であった。 葬儀は9月11日㈫に通夜パニヒダが、12日㈬に埋葬式がセラフィム大主教座下のご司祷により苫小牧正教会聖堂にて行われた。二つの棺が並べられた聖堂には沢山の献花が届き、多数の厚真町職員をはじめ全道から親しかった信者も集まり、イオシフ兄とダリヤ姉の永遠の安息を熱心に祈った。
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